WordPressの「ユーザー権限・種類」を使いこなしましょう!
WordPressは個人でブログなどを作成するのにも重宝しますが、そのほかにも会社や趣味のグループなどで複数のメンバーが共同してひとつのサイトを運営することもできるようになっています。
このときに問題となるのがそれぞれのユーザーの種類と権限です。
会社のサイトの場合の権限設定
会社の場合を例にとれば、外部に公開される文章は上司のチェックを経るのが鉄則です。
もしも新入社員に社長並みの権限を与えてしまっては、必要のない部外秘の情報まで安易に公開してしまうようなミスが生まれてしまわないとも限りません。
そこでWordPressのユーザーをいくつかの種類に分けて、その種類に合わせて投稿や編集などのできる項目・できない項目を振り分けることにしています。
社長や部長・課長といった肩書きの違いにより決済権が制限されているのと同じ理屈です。
WordPressの場合には管理者・編集者・投稿者・寄稿者・購読者の順に与えられている権限が大きくなります。
管理者はWordPressのすべての権限を行使できる、いわば社長に近い存在と考えることができます。
編集者はWordPressのシステムには関与できないものの、記事の投稿や編集などの内容について書き換えをしたり、設定したりすることは可能です。
投稿者は自己名義で作成した記事やプロフィールなどは自由に編集できますが、他人の書いた記事までは変更できません。
寄稿者は自己のプロフィールを変更したり記事を投稿したりすることができますが、投稿した記事を公開することはできません。
購読者はプロフィールの変更程度の権限しかない、単にサイトの文章を閲覧するだけの一般的なユーザーです。
これらのユーザーの種類は管理画面でユーザーを新規追加するにあたって、権限グループの項目から設定することが可能です。
ユーザーを追加する際には、サイト上に表示される名前やメールアドレス、固有のパスワードなどの項目も設定することができます。