WordPressを最新版に更新する時の注意点
WordPressを最新版って？
WordPressは機能追加や改善、セキュリティの向上等を目的として不定期に更新が実施されます。
特にセキュリティ面の更新が実施された場合は、不正アクセス対策も兼ねて速やかにアップデートする必要があります。
WordPressはダッシュボードからクリックひとつでアップデートが可能ですが、稀に不具合が発生することがあるため注意が必要です。
アップデートが失敗すると画面に警告文だけが表示され、投稿済みの記事やメニューがまったく表示されないこともあります。
復旧は可能ですが多少なりとも作業時間を必要としますから、失敗しないよう注意するか、復旧に手間が掛からないよう直前の状態をバックアップしてからアップデートすることも重要です。
メジャーアップデートとマイナーアップデート
WordPressにはメジャーアップデートとマイナーアップデートがあり、例えばバージョン4.2.2から4.2.3へのバージョンアップは小さな変更ですが、4.3.1から4.4などは大きな変更が加えられていますから、更新には注意が必要です。
メジャーアップデートの際には、ダッシュボードからすぐにアップデートせず、事前に要件を確認します。
具体的には、新たなWordPressのバージョンで必要とされる、MySQLデータベースやPHPのバージョンをサーバーが満たしているかを確認し、問題なければその時点のバックアップを保存、更にダッシュボードのプラグインメニューから使用中のプラグインを一旦すべて無効設定としたうえで、アップデートを実行します。
WordPressのアップデート完了後にプラグインを有効とし、問題ないことを確認しますが、この間は使用しているプラグインによっては表示がおかしくなるため、アクセスの少ない時間帯に実施するのが賢明です。
プラグインによっては、最新のWordPressで正常に動作しない可能性もあります。プラグインを有効とした後に不具合が生じた場合は、プラグインを一つずつ無効設定にし、どのプラグインが原因かの切り分けが重要です。
